椿のブログ

問題を解くのが趣味の人。実用性はそっちのけでまったり考えるのが好きです。

AIと人間

こんばんは。椿です。

 

最近AIってよく話題になっていますよね。

AIはArtificial Intelligenceの略で日本語では人工知能と言われています。

今私が文章を書いているときにも、今まで入力した文章から予測変換をパソコンが出してくれていますが、これも簡単なAIの一部らしいです。

Intelligenceとつくのはおそらく、学習するからなんでしょうね。

 

私はAIと聞くと手塚治虫のマンガ「火の鳥」の未来編を思い出します。

火の鳥」には一時期ダダはまりしていて、あほほど読み返していたことがあり、一番好きなマンガなのですが…。

 

詳細は割愛しますが、未来編では名前の通り未来の世界が描かれていて、地上は幾たびかの核戦争で荒れ果て、住めなくなった人類はそのいっさいを地下へ持ち込み、地下に巨大都市を作り出して住んでいます。ここら辺の描写も、私たちが生きる現代から想像できる点があってぞわっとするわけですが、そんな地下巨大都市が一夜にして消え去ってしまいます。しかも今話題のAIのせいで。

 

巨大都市は5つ存在しているのですが、実はそのそれぞれが、都市の自治を議会でも独裁でもなく、AIに委ねていたのです。そしてそのAIが核攻撃の指令を人間に下します。AIから指示をうけた人間は核戦争はいやだと嘆きながらも最終的に核攻撃のスイッチを押すのです。その結果すべての都市が消滅という衝撃的な事態が起きます。

 

本編はここから、核戦争の被害を免れた数少ない人々の話を中心に続きます。とても面白いのでぜひみなさんも読んでください。

 

そして、ここで私が話したいのは本編の続きではなく、AIに都市の自治のすべてを任せた人間と、核戦争の決定を下したAIについてです。

 

最初この話を読んだとき、いやいや、人間が自分で作り出したAIに政治的判断もなにもかもを委ねるなんてありえないでしょ、と思っていました。

ですが、今巷で流れるAIのニュースはどうでしょう。よく使う単語を覚えていて、予測変換として示してくれる。うん、ありがたい。自動運転してくれる。えっ、すごい楽!でも安全性は確かかな?為替取引をAIがやる。え?大丈夫?AIが裁判をする。いやいや、ちょっと待て!って思いませんか。

AIがだんだん、人間が感覚だとか経験だとかで判断を下してきた部分に侵入してきている気がしてなりません。

 

決してAIを敵視しているわけではありません。本音を言えば少し怖いけど、それで快適になった生活に私は将来お世話になるだろうし、今のAIの流れは止められないと思います。技術者でも政治的影響力があるわけでもない私はただ、AIが暴走しないことを祈ります。

 

そして、AIで馬鹿になってしまうのは私たちなんだというのも忘れないようにしたいです。自分で考えることを放棄してしまうのは最も恐ろしいことです。

 

そんな気持ちをもってAIのニュースに触れてくれる人が増えたらなと思いました。

 

科学のこと、とか言いながら最終的には精神論みたいになっちゃいましたが今日はここまでです。お付き合いありがとうございました。